なぜプログラミングの需要が上がってきているのか?
小学校では2020年以降、中学校では2021年からプログラミング教育が必修化され、ニュースでも良くプログラミングやAI(人工知能)技術の話題が出るなど、世間が如何にテクノロジーに進歩に日々注目しているかが分かります。そこで今回は、なぜここまでプログラミングは人気になり、需要が高くなってきているのか解説していきます。
プログラミングとは?
なんとなく“モノづくりをすること“といった印象は持っていても、具体的にプログラミングとは何なのか知らない方も多いかもしれません。プログラミングとは、その文字通り、コンピュータに”プログラム“をするということで、簡単に言うとコンピュータにして欲しいオーダーを順番に書き出し、処理するように指示することを指します。
プログラミングの需要が高くなっている理由は?
- AIの普及
昨今、AI技術の発展が著しく、企業ではもちろんのこと、配膳用ロボットをレストランやデパートで、ましてはコミュニケーションロボットを家庭で見る機会も増えました。このように、AI技術は私たちの生活と更に濃密になってきており、こういったAIに対して、指示を出すのはプログラミングの仕事であり、プログラミングの注目度が上がった一つの理由であると言われています。
- モバイル端末の普及
スマートフォンやタブレット、小型ノートパソコンなどのモバイル端末が2008年あたりから全国的に普及し始め、今ではもう持っていない方が珍しい程、老若男女問わず私たちの生活の一部になっています。2020年から発生している半導体不足では、モバイル端末の製造に遅延を生じさせ、販売台数の減少が懸念点となっていることも話題になりました。
こういったモバイル端末や端末内のアプリを作り出すのがプログラミングという仕事なので、モバイル端末の種類が今後も増え、そのテクノロジーがどんどん進化を遂げ普及が進むとプログラミングの需要も同様に上がっていくということになります。
- ビジネスソフトの成長
日本では年々少子高齢化が進んでおり、それに伴って人材不足が各企業や業界で問題になっています。そのため、人手不足の解消だけでなく、業務を効率化でき、ヒューマンエラーを防ぎ、コスト削減にもつながるビジネスソフトや人工知能の導入が各企業で進んでいます。そういったソフトの製造にももちろんプログラミング作業が必須になります。
まとめ
このように、私たちの身の回りにあるほとんどのテクノロジーはプログラミングという仕事があって成り立つものなのです。今後も、サービス、医療、製造、金融などあらゆる業界で人工知能の利用は増えると言われており、プログラミングの需要は益々高まるでしょう。もし、興味があればプログラミングをまずは趣味から始めてみるのも面白いかもしれません。